いよいよ暑い時期。
クーラーが恋しくなります。
過度に涼をとることも、過酷な自然環境から身を守るために必要なことですが、
それも程度が問題。
現代の養生法は「冷え過ぎ」を避けることが大切。
夏は汗腺が開きやすい状態です。中医学ではこの汗腺に相当する
「そうり」は邪気が人体に侵入する入口の一つと考えられています。
よって、冷房によって邪気が侵入しやす状態なのです。
一般に邪気は「風・寒・暑・湿・燥・火」の6種類あり「六淫」と呼ばれています。
風の邪気を「風邪」と言います。
空気の動き、すなわち風が病気を引き起こすというのは、西洋医学にはない考えです。
クーラーが効きすぎると「寒」の邪気も合わさって「風寒」の邪気をなり、人の身体に入り、
朝になると鼻づまりや肩のこわばりを伴って風邪をひきます。
寝苦しくてクーラーを入れる時には28度くらいに高めに設定して、
風邪が身体に直接あたらないようにし、
肩が覆われるようにパジャマを着ることが大切です。
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