2016年日本人の健康寿命は 男性72.14歳 女性74.79歳
一方     平均寿命は  男性80.98歳 女性87.14歳

単純計算をすると、要介護年数は男性8.84年 女性12.35年

大切なのはこの介護が必要な期間を少しでも短くすることなる

・年齢とともに足腰の筋力が衰えて立って歩くのも一苦労な「老化現象」を
「フレイル」という

フレイルには
・認知機能の低下やうつといった精神心理的な「老化」
・貧困や独居などの社会的は「老化」
も含まれる

この中で最も大きな問題が
「身体的フレイル」

フレイルの診断基準

(1)体重減少(1年で体重が4.5kg以上、または5%以上自然に減少)
(2)疲労感(何をするのも面倒だと週に3-4日感じる)
(3)筋力低下(握力が利き手の測定で男性26kg未満、女性18kg未満)
(4)歩行スピードが遅く(1m/秒未満)
(5)身体活動が低い

このうちの3項目があてはまると「フレイル」と診断されます
フレイル状態になると 生きていくうえでの活動量エネルギーそのものが低下し
認知機能の低下にもつながっていきます。

フレイルの判断として重要なのは運動する為の「筋肉」で
加齢による筋肉減少を「サルコペニア」という

歩行スピードが1秒間に男性80cm 女性48cm
握力は男性26kg 女性18kg

が基準となります。

フレイルを予防には 栄養と適度な運動が大切です

・良質なたんぱく質を適切量とること(目安 成人男性60g 成人女性50g)
豆腐・納豆・白身魚・青魚・赤身魚・鶏牛豚肉・卵
・カルシウムの摂取(骨や歯をつくる)
小魚・改造・大豆(大豆製品、緑黄色野菜)
・ビタミンDの摂取(骨や筋肉を強くする)
魚・きのこ・卵運動は散歩の他スクワット・軽いダンベル運動でも効果があり

病気になる前の日常が最も大切
東洋医学的には養生」がまさにサルコペニア予防と言える